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香りのワークブック

使い方

  • 調合する

    香りのノートブックのレシピを参考に、付属の香りの手紙の上で香りのペーストを混ぜ合わせます。

  • 折りたたむ

    香りができあがったら、香りの手紙を折りたたみます。

  • 手紙に入れる

    手紙や封筒等に入れて香りをお楽しみください。

内容

  • 香りのPALETTE(パレット)

    ●香りペースト×7種
    (シトラス・グリーン・ローズ・ホワイトフローラル・ウッディムスク・フルーティ・スイーツ)
    ●木のさじ(木製のスティック)×1本
    ●香りの手紙(手づくり文香シート)
    5枚つづり×2セット=10枚分

  • 香りのNOTEBOOK(ノートブック)

    ●香りの話とレシピ紹介
    (B6サイズ程度、本文25ページ上製本)×1冊

インタビュー

資生堂の調香師 中村靖子さんに聞く、子ども向け「香りのワークブック」ができるまで

コクヨが販売する子ども向けの香りの絵本「香りのワークブック」。香りについて学びながら、本格的な調香体験ができる本商品は、資生堂とのコラボレーションから生まれました。

香りの歴史や調香師という仕事、調香レシピを紹介する「香りのノートブック」と、調香体験ができる7種の香りペーストは、資生堂の調香師である中村靖子さんの監修のもと制作されました。今回は、中村さんに商品開発の経緯や調香師という仕事について伺いました。

調香師という仕事

まずは、調香師としての中村さんの普段のお仕事についてお聞かせください。
 香水をはじめ、クリームや化粧水などの化粧品、あとはメイクアップ商品などの香りを作る仕事をしています。化粧品以外では、ルームフレグランスやキャンドル、入浴剤などの商品の香りの開発もしています。それぞれの商品企画担当者が考えるテーマやコンセプトに合った香りを作っていくのですが、実際に香りを言葉で表現するのはとても難しいです。香りそのものを表す言葉はそんなに多くはないので、「甘い」や「スパイシー」といった味覚の表現や、「白っぽい」、「赤っぽい」といった色を表現する言葉で説明することがあります。そして、ある程度イメージが固まった段階で香り見本を作り、実際に香りを嗅いでもらい、擦り合わせをしていきます。そして、商品企画担当者との調整後は、お客さまの感覚でのテストとして、たくさんモニターの方々にも確認してもらい、香りの完成を目指します。

 実際に香りを作るときの例をあげると、10代の若いお客さまを対象にした「マジョリカマジョルカ」というブランドの「マジョロマンティカ」というフレグランスは、商品企画担当者が提示したイメージが「滴る魔女の血」というものでした。まるで魔法の媚薬のように、心が騒ぐ香りをフレグランスとして作ってほしいというリクエストです。私たちは、どのようにフレグランスにするのかを考えなければならないのですが、容器開発の担当者は、赤いボトルのパッケージを考え、中味を作る担当者は液体ではなく、血のような絶妙なとろみがある中味を用意しました。そして私たち香りの担当者は、血の色、鉄の匂いを再現するのではなく、考えを転換して、いままで若い方達に提案していた香りとは違う、もっと深い甘さをテーマに、媚薬を煮詰めたようなとろりとした感じとリンクさせた香りを作ろうと考えました。トンカビーンズやバニラの香りを、通常とは異なる配合をすることで、可愛らしい魔女の血というイメージの香りを表現してみました。
香料はどういったところに保管されているんですか?
 天然香料や原料香料、ある程度混ざり合った調香香料、あとは合成香料とか、天然からある成分だけを抽出した香料などいろんなかたちの香料があり、それらは一定温度に保たれた光が当たらない特別な保管室で管理されています。液体や、個体、ペースト状のもあれば粉末状のものなど、いろんな形状がありますね。調合の作業は専用の部屋で行います。一滴や半滴など、精密に測りながら混ぜ合わせていきます。ほんの少量でもすごくパワフルな香りというものもありますし、たくさん入れてもそんなに影響しない香りもあります。
調香師の方は、どのくらいの香りの種類を把握されてるんでしょうか?
 調香によく使う香りは400〜500種類くらいですが、調香師たちは数千種類の香料を頭の中でイメージして仕事をしていると思います。シトラスにも様々なシトラスがあって、産地によっても違いますし、ローズは気候風土の影響を受け、採れた年によって微妙に香りが異なります。香料バラの場合は、香りで産地もわかりますね。
普段はお仕事以外でフレグランスなど使用されていますか?
 私自身はプライベートでも香りを楽しみたいのですが、仕事で香りを評価するために無臭状態にしておかなくてはいけないので、ほとんどフレグランスをつけることがありません。香りを楽しみたくて調香師になったのに、自分ではつけられないというので、最初は少し落ち込みました(笑)。

「香りのワークブック」ができるまで

「香りのワークブック」の企画へのファーストインプレッションはどうでしたか?
 お子さま向けの香りの本や、こういった実際に調香を体験できるキットというのは、珍しいと思いますので、香りに興味をもっていただくとてもいい機会になるのではないかと思いました。
「香りのノートブック」の中で、特におすすめの内容はありますか?
 日本にも香りの歴史があるということを説明しているページがあります。読者の方々には香りは西洋だけではないということをぜひ知っていただきたいと思います。
本商品で紹介されている7つの香りを選んだ理由についてお聞かせください。
 7種類というのは、はじめて香りを試されるお子さんにとっては多いかなとも思いましたが、いろんな組合せを楽しめるという点でこの7種類を選んでいます。

 基本的なトップノートは「シトラス」や「グリーン」、そして中心をつくるのは花の香りやフルーツの香りなので、フルーツの香り1つと花の香りを2つ選びました。中間から最後のほうに残ってくる香りをベースノートと言いますが、この商品はお子さま向けのため、あまり強くてしつこい香りではなく、「スイーツ」の香りとしてチョコレート、カカオがあると楽しいと思い選んでみました。「ウッディムスク」は少し上級の匂いで、これを入れることで組合せによって本格的なフレグランス調にアレンジできることもあり選びました。この香りはメンズ向けのイメージというか、お父さんの香水をイメージさせる香りですね。
香りによって立ち上がり方や残り方が異なるものなんでしょうか?
 そうですね、「シトラス」や「グリーン」は軽めの香りなので先に気散してしまいます。フローラルやフルーティの香りも若干飛びやすいのですが、フローラルでも「ホワイトフローラル」や「ローズ」の香りはある程度最初から感じられますし、持続してくれます。「スイーツ」や「ウッディムスク」の香りはかなり長時間持続します。たぶん翌日にも少し感じられるかな、というくらいですね。さわやかさを感じてもらい、香りをあまり残したくない場合は「シトラス」と「グリーン」だけで香りを作り、なるべく長く香りを楽しみたい場合は、「スイーツ」のカカオの香りを入れたり、「ウッディムスク」を入れたりしていただければと思います。
「香りのノートブック」に載っているレシピ以外にも、おすすめがあればお聞かせください。
 カカオの香りの「スイーツ」と、ミントの香りの「グリーン」を合わせたチョコミントですね。他にも、「スイーツ」と「ホワイトフローラル」と合わせると、ミルクチョコのような香りになりますね。「ローズ」と「ホワイトフローラル」を合わせると、華やかな花束感のある香りになります。スイーツにシトラスを合わせると、ちょっとかわいらしい感じの香りに。「ウッディムスク」と「シトラス」を組み合わせたものは、少し爽やかな、男性のイメージがする香りですので、お父さんへのプレゼントにしてもいいと思います。

 組合せは本当に無限大ですね。3つの組合せでやるとさらに違うものになっていきます。あまりお手本を意識せずに、まずはひとつひとつの香りをよく覚えて、そのあと自分の好きな香りを組み合わせたり、気になる香りを組み合わせたり、自由に楽しんで欲しいと思います。

未来の調香師へ

香りのワークブック」をきっかけに、調香師という仕事に興味を持っていただける方もいるかと思います。最後に、読者へメッセージをお願いします。
 人は香りがなくても生きてはいけると思いますが、香りがあった方が毎日が楽しく、豊かになるように思います。もし、感じた香りを自分の言葉に置き換えられたなら、それは一歩前進になります。毎日、どんな香りがするか自分の周りの匂いを嗅いでみて、楽しんでご自身の感覚を磨いて欲しいと思います。
ありがとうございました。
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