今回訪れた工場は老舗の鉛筆工場です!色鉛筆なんてどうやって作るの?なんて思ったことある方は意外に少なくないのではないでしょうか。今回もしっかり取材してきたので最後まで読んでみて下さいね!実は色鉛筆(普通の鉛筆も)、すご〜〜〜く手間がかかっている文房具なんです。これからも大切に使っていきましょう!

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まず始めは木の材料に芯材を挟む溝を彫るところからです。まず筒状の木材を・・・・
って思ったそこのあなた!違うんです!色鉛筆は筒からつくりません。
まず大きなかまぼこ板のような板に芯の太さに合った溝を掘っていくところから鉛筆作りは始まるのです。

それでは早速・・・まず、板材に溝を彫る作業。板材は、カリフォルニア産のインセンスシダーがインドネシアで鉛筆サイズの板状に加工されて日本にやってきます。

機械を通すと(と言ってもほとんど手動です)さきほどの板にしっかりと溝が。板の表面に半円状の特別なかんなをかけて彫っていきます。

こちらがそのかんな。
数十種類ある芯の形状や、太さによって刃先を変えて行くのです。

芯の種類ってそんなにあるの?・・・
芯はロットによって0.01mm単位で微妙なばらつきがあるため、マイクロメーターで測ってから、刃の種類を決め、軸に彫る溝の大きさを調節します。さもないと芯が入らなかったリ、芯が抜けてしまったりするので、とても重要な作業なんですよ!

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次は彫った溝に芯を入れ行く作業です。
束になった芯を上から板材に押し当て、それぞれの溝に当てはめていきます。

細かい作業ながら、熟練した職人さんが小気味よくこなしていく様子は見ていて気持ちがいいですね。

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芯を板で上下から挟んで接着したら、数セット重ね、大きな万力のようなもので圧縮し、枠で固定して締めます。
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