豊かな表情を持つ“サクラ”の木
「ガムポケット」や「白太」という個性豊かな表情が、桜の魅力を引き立てています。ガムポケットやピスフレックは、木材の表面に現れる黒褐色の筋で、樹木が成長する過程で生じた空間や傷を修復するために染み出た樹脂が固まったものです。この筋は、桜の生命力と成長の歴史を物語っています。
また、桜材の特徴として、木材の中心部である芯材と外周の辺材の色合いが大きく異なります。周辺部を切り取った材木でからは、芯材の深い赤身と「白太」と呼ばれる辺材の淡い白のコントラストが、桜の美しさを一層際立たせています。